離婚後、幸せな人生の再スタートを切るためには経済的な自立が重要ですが、同様に金融リテラシーを身につけておくことも自身の身を守るために必要です。
金融リテラシーとは 経済的に自立し、より良い生活を送るために必要なお金に関する知識や判断力のことです。
この知識を身につけるのに最適なのが「FP3級資格」です。
この資格は、日常の家計管理から資産運用、保険の見直しまで、幅広い知識を身につけることができ、離婚後の経済的な安定をサポートしてくれます。
離婚後の生活をより豊かにするために、FP3級資格がどのように役立つのかをご紹介します。
FP3級を取得するメリット
- 家計管理のスキル向上
FP3級資格の学習を通じて、収支のバランスを取り、無駄遣いを減らす方法を習得できます。
これにより、生活費の見直しや適切な家計管理ができるようになります。 - 資産運用の基礎知識が身につく
投資や貯蓄、保険の選び方など、資産を増やし守るための基本的な知識を得ることができます。
これにより、将来の不安を軽減し、長期的な経済的安定を図ることができます。 - 保険の見直しができる
FP3級資格では、生命保険や損害保険の基本知識を学べます。
これにより、自分や家族に最適な保険商品を選び、無駄な保険料を削減できるようになります。 - 税金や年金の理解が深まる
税金や年金についての基礎知識を学ぶことで、節税対策や老後資金の計画を自分で立てることができます。
離婚後の収入が変わった場合にも、適切に対応できるようになります。 - 自己啓発やキャリアアップにもつながる
FP3級資格は、家計管理だけでなく、自己啓発やキャリアアップの一環としても価値があります。
離婚後の新しい人生を前向きにスタートさせるための一つのステップとして、取得することが可能です。
FP3級を取得するデメリット
- 学習時間と労力が必要
FP3級資格を取得するためには、試験対策としてある程度の学習時間と労力が求められます。
特に、仕事や家庭の都合で忙しい場合、時間を確保することが難しいかもしれません。 - 資格だけでは十分な専門知識を得られない可能性
FP3級資格は入門レベルの資格であり、専門的な深い知識を得るには限界があります。
例えば、複雑な税務や高度な資産運用については、FP2級や1級、あるいは他の専門的な資格が必要となることがあります。 - 取得費用がかかる
資格取得には、試験料や教材費が必要です。
また、通信講座やスクールに通う場合は、さらに費用がかさむことがあります。このため、費用対効果を考えると、資格取得が経済的に負担になることもあります。 - 資格がすぐに実生活に役立つとは限らない
FP3級資格を取得しても、すぐにそれが実生活で大きな効果を発揮するとは限りません。
資格取得後に学んだ知識をどのように活かすか、自分で積極的に行動しなければなりません。 - 必要としない場合もある
全ての人がFP3級資格を必要とするわけではありません。
家計管理や資産運用に関心がない、あるいはすでに知識がある場合、時間とお金をかけて資格を取得する必要性が低い場合もあります。
まとめ
FP3級資格は、離婚後の生活を安定させるために非常に役立つ資格です。家計管理や資産運用、保険の見直し、税金や年金の知識を身につけることで、新たな人生を自信を持って歩むことができます。
しかし、取得には学習時間や費用がかかるため、自分の生活状況や必要性を考慮して決断することが重要です。資格をうまく活用すれば、経済的な不安を軽減し、より充実した生活を送るための強力なサポートとなるでしょう。
FP3級受験に関する情報
- 受験資格
FP3級は特に受験資格がなく、誰でも受験可能です。
これにより、初心者でも気軽に挑戦できる資格となっています。 - 試験内容
FP3級の試験は「学科試験」と「実技試験」の2つに分かれています。学科試験は多肢選択式で60問、90分間、実技試験は多肢選択式で20問、60分間で行われます。 - 試験範囲
試験範囲はお金に関する基礎知識を広くカバーし年金、相続、生命保険、不動産など6分野から出題されます。 - 試験の実施方法
2024年4月からFP3級試験は全国で随時受検可能なCBT(コンピュータベーステスト)形式に完全移行しました。
これにより、ペーパー試験は廃止されています。 - 合格基準
学科試験、実技試験ともに6割以上取得することが必要です。
詳しくは下記、日本FP協会のホームページをご覧ください。
私のFP3級受験体験記 おすすめ参考書と動画
FP3級受験に際して、長女が使っていた参考書と新たに購入した問題集、そして『ほんださん/東大式FPチャンネル』のYouTube動画を活用しました。
1月末の試験日に合わせ、年末年始の休みから勉強を開始。YouTube動画見ながら参考書を読み、その後問題集を解くというサイクルを数回繰り返しました。
1日の勉強時間は1〜2時間程度でした。FP3級ならYouTube動画だけでも合格出来ると感じましたが、勉強法は人それぞれなので、自分に合った勉強法を見つけることが重要です。
社会保険労務士試験の勉強を始めた時、年齢を重ねた私にとって記憶の定着はとても大変でしたが、ひとつの問題集を何度も解くことが自分に最も合っていると気づき、FP3級、FP2級もこの勉強法で合格することが出来ました。
以下に私が使用した参考書、問題集、動画を紹介します。
ほんださんのYouTubeは本当にオススメです!