「離婚後2年が過ぎました。」
このブログを始めたきっかけは、私と同じように熟年離婚を経験した女性たちが、新しい人生を幸せにスタートできるお手伝いをしたいという思いからです。
過去の記事でもお話ししてきましたが、私の場合、別居から離婚成立までに6年もの長い時間がかかりました。
調停や裁判を経た末の離婚だったため、成立した時には友人たちも「本当にお疲れ様。長かったね」と一緒に喜んでくれました。
振り返れば、別居期間中は精神的にも経済的にも最もつらい時期でした。しかし、離婚が成立した後は、精神的な解放感を味わうことができ、さらに財産分与のおかげで経済的な安定も手に入れることができました。
別居後の生活は、最初こそ「本当にこれでよかったのだろうか?」という不安もありました。しかし、今では、「離婚して本当に良かった」と心から思えるようになっています。
なぜなら、離婚後の自由な時間や自分のために使えるお金が、これまで気づかなかった新しい自分を発見させてくれたからです。
離婚後2年で気づいた「変化」と「学び」
この2年間で大きく変わったのは、心の余裕と生活の楽しさです。
離婚前、私は社労士として新しい一歩を踏み出していましたが、終わりの見えない離婚問題を抱え、弁護士から相手の主張を聞くたびに不愉快になり、情けない思いをする日々が続いていました。それでも、どうにか耐えていたのを思い出します。
離婚後は、まるで眼の前の霧が晴れたような気分になり、心が軽くなりました。今では「自分が本当にやりたいこと」を考えながら、毎日を前向きに過ごせるようになりました。
例えば、別居のために急いで決めた部屋から、より快適な住まいに引っ越しました。広くて日当たりの良い新居では、ベランダで植物の世話を楽しんだり、なかなか会えなかった友人を自宅に招いて過ごす時間も増えました。
特に、乳がんを経験してからは、日向ぼっこをしながら眠る愛猫の姿を眺め、「何気ない日常を過ごせる幸せ」を噛み締めることが増えました。
平穏な時間の中で、小さな喜びを見つける日々が心地よいです。
また、経済的なゆとりを実感したことで、老後資金を見直すきっかけにもなりました。FPとしての知識を活かし、家計管理ソフトを使って収支を整理しながら、iDeCoやNISAを利用して資産を少しずつ増やしています。
このように自分で管理を徹底することで、自由に使えるお金が増えただけでなく、将来に対する漠然とした不安も徐々に薄れてきました。
乳がんを経験したせいか、モノに執着する気持ちがなくなりました。
今は美味しいものを食べたり、楽しい経験をすることの方が大切に思えるようになりました。
自分らしい生き方を見つけるために
離婚後の生活を楽しむためには、自分自身と向き合い、新しい目標を見つけることが大切だと感じています。以下の3つのステップが、私の人生をより豊かにしてくれたポイントです:
- 小さな一歩を踏み出す:
離婚後は、まず小さなことから始めてみましょう。
趣味を見つけたり、興味のあるコミュニティに参加してみたりすることで、新しい自分を発見できます。 - 経済面を見直す:
離婚後の生活設計をしっかり考えることで、不安を減らし、やりたいことに集中できるようになります。
家計簿をつけたり、専門家に相談するのもおすすめです。 - 人とのつながりを大切にする:
新しい人間関係を築くことで、孤独を感じることが少なくなります。地域のイベントやSNSを活用して、共通の趣味を持つ仲間を見つけるのも良い方法です。
- 別居後すぐ海外留学
お金はかかりましたが、人生に対する考え方が大きく変わりました。
別居後も趣味を続ける
同じ趣味の人たちとの新たな出会いがありました。
興味あるコミュニティに参加
同じ目的の人たちと交流することで、刺激を受けたり、学ぶべきことを沢山発見しています。 - 不用品を売る
別居後、持っていたブランド品をいくつか買取店で売却しました。
離婚後、残していたブランドバックも娘に譲ったもの以外はすべてメルカリで売りました。
(クローゼットも片付き、過去とも決別して気持ちもスッキリ!)
家計管理を行う
家計簿は結婚後ずっとつけていましたが、「ザ・どんぶり勘定」でしたので、家計管理ツールを導入し、銀行口座やカード、証券口座などを連携し投資も含めすべて管理出来るようになりました。
固定費を見直す
大手キャリアから格安SIMに乗り換えることで通信費が大幅に削減されました。同時にネット環境も見直しました。 - 仲良くしていた友人と会う
別居後なかなか会えなかった友人と会いました。
時間を気にせず、会いに行くことができ自由を感じています。
光回線をマネーフォワード光にすると、家計管理・資産管理ツールの
マネーフォワードMEの有料版が無料で使えるようになります。
まとめ
離婚は決して人生の終わりではありません。それはむしろ、自分らしい生き方を見つけ、新たな可能性を広げるための再スタートのチャンスだと、私は実感しています。
もちろん、離婚の過程やその後の生活は決して楽なものではありません。しかし、だからこそ一歩ずつ前に進み、自分自身の幸せを見つけることが大切なのです。
この記事では、熟年離婚を経験した私が、心の葛藤や生活の変化、そして新しい人生を切り開くために実践したことを正直にお伝えしています。私の体験が、同じような状況にいる方々に少しでも勇気やヒントを与えられたら嬉しいです。
人生は何歳からでもやり直すことができます。このブログが、熟年離婚を経験した皆さんが新しい一歩を踏み出し、自分らしい未来を築くためのきっかけになれば幸いです。これからも一緒に前を向いて進んでいきましょう。